技術紹介 | ヤマサ醤油株式会社医薬・化成品事業部

未来へ誇るヤマサの高度技術

核酸系うま味成分の製造で培った技術を元に、高品質な各種核酸関連物質をご提供いたします。
医薬品をはじめ、調味料、化粧品、その他工業製品など、幅広い分野で活用されています。

核酸分解法によって得られた各種ヌクレオチドを原料として、酵素反応・有機合成によるさまざまなヌクレオシド・ヌクレオチド系有用天然物や医薬品原薬、中間体の製造を行っています。

核酸関連化合物の合成・精製技術を応用して、核酸関連化合物以外でも塩基誘導体やリン酸化化合物を合成いたします。

水溶性化合物の精製を得意としています。カラムクロマトグラフィーおよび結晶化技術により、高純度製品を提供します。

ヌクレオチドの構成要素である、塩基、炭糖、リン酸に対しヤマサで得意とする化学修飾は下記の通りです。
塩基：クロスカップリング反応、複素環反応
炭糖：各種置換基導入、デオキシ化反応、グリコシル化反応
リン酸：リン酸エステル化反応、亜リン酸エステル化反応、ポリリン酸化反応

その他、下記の一般的な反応も承っております。

反応名	代表的反応
アシル化	酸クロライド、酸無水物などによる水酸基のアシル化反応
アミド化	アンモニア、各種アミンなどによるカルボキシル基のアミド化反応
アミノ化	ハロゲン化アリールに対する各種アミン類の置換反応、ニトロ、ニトロソの還元によるアミノ化反応
アルキル化	アルキルハライドによる水酸基のアルキル化反応
エステル化	各種有機酸やリン酸とアルコール類の縮合によるエステル化反応
シアノ化	アミドやオキシム類の脱水によるシアノ化反応
ハロゲン化	NBSやNCSなど各種ハロゲン化剤による不飽和化合物のハロゲン化反応、硫酸エステル類のハロゲン置換反応
酸化	アルコールのカルボニル化合物への酸化反応
還元	カルボニル化合物のアルコールへの還元反応
配糖化	ルイス酸触媒によるグリコシル化反応